今回の参議院選挙での「1票の格差」は、最大で3.1倍を超え前回よりも拡大しました。
この状態が憲法に違反するとして22日、弁護士グループが、福岡など全国一斉に選挙の無効を求める訴えを起こしました。
福岡高裁では22日、弁護士グループが福岡や佐賀などの九州5県でも「1票の格差」があったとして、今回の参院選の無効を求める訴えを起こしました。
前回・3年前の参院選では、選挙区によって議員1人あたりの有権者の数に最大で3.03倍の格差がありました。
最高裁は「合憲」と判断しましたが、今回の選挙の1票の格差は最大で3.13倍に拡大しました。

福岡高裁に提訴 平井孝典 弁護士
「裁判所から強いメッセージを与えて国会を変えていかないと選挙の法律を変えていかないと、この国は民主主義になることはない」
福岡選挙区では、有権者が最も少ない福井選挙区と比べると、「1票の格差」は2.27倍となっています。