Q3 若者や子育て・教育について、どのような政策を実現していきますか?

自民・西田昌司さん
現在の地方の人口減少は東京一極集中と、緊縮財政による地方への予算配分が縮小の結果、地域経済が停滞したことに起因しており、積極的な財政出動で地方経済を支える基盤を再構築することが不可欠。公共投資の拡充をはじめ、地方に資金が循環する仕組みを作ることで安定した雇用を創出し、若年層が子育てしやすい環境を整えることが重要。

立憲・山本和嘉子さん
若年層の所得向上の支援と経済的負担の軽減、子育てをキャリア形成に取り込む制度づくり、子育てしやすい住宅・まちづくり政策等に取り組む。すべての子どもが等しく質の高い教育を受けられるよう、授業料の無償化・隠れ教育費の負担軽減、公教育の充実、教職員の働き方改革と処遇改善、多様な学びの環境整備等を進める。

維新・新実彰平さん
教育無償化:「社会全体で子どもを育む」という強いメッセージと共に、「子どもを持つとお金の面で損をする社会」を変えていく。大学を出た瞬間に、奨学金という名の“借金”を負わされる状況も改善すべく取り組む。
先生たちの働き方改革:先生たちを煩雑な業務から解放し、子どもたちに向き合うことにもっと時間を使って頂けるようにする。
第三の居場所づくり:学校でも、家庭でもない第三の居場所(フリースクールなど)への財政支援と共に、「最低限への学びへのアクセス」にも行政が責任を持つ。

共産・倉林明子さん
学費値上げをやめさせる緊急の措置をとり、無償化にむけて直ちに半額に。本格的な給付奨学金をつくり、奨学金返済の負担を減らす。教育費をはじめ子育てにかかる重い経済的負担を軽減する。物価高騰に負けない賃上げの実現、労働時間を短縮し、非正規ワーカーへの差別をなくす、ジェンダー平等を進め、女性に家事、育児を押しつける不平等をなくすなど、生きにくい社会を変えることが求められる。

国民・酒井常雄さん
奨学金債務の減免
高校までの授業料完全無償化
「教育国債」発行による子ども・子育て支援金の廃止
年5兆円の「教育国債」発行で子育て、教育、科学技術予算を倍増

れいわ・西郷南海子さん
保育から大学院までのオール無償化。政府の責任で奨学金の帳消しを行う

参政・谷口青人さん
人口減少と少子化は、収入の不安定さや教育の機会不足が原因です。そこで、子ども一人ひとりに毎月10万円の給付金を支給し、教育を応援します。働く環境も改善し、非正規雇用を減らして安定した収入を確保します。不妊治療費の助成や、多子世帯へのローンの負担軽減、税金の減免、子育てに応じた年金の上乗せも実施します。教育国債を財源に、地域の子育てをしっかり支え、子どもが増える社会をつくります。

N党・木村嘉孝さん
• 若者:AI-VR教材を公立高校に無料提供、西陣織や京町家技術を継承。緑のスキルを統合し、若者の地元就職を促進。
• 子育て:AI介護マッチングで高齢者のペット介護を若者に手配、子育て世代の負担を軽減。
• 教育:公立高校の統廃合を最小限に。AIで地域特化の教育(伝統産業、環境意識)を強化。NHK改革の財源で設備投資。
• 詳細:京都の若者流出と出生率1.2の危機を解決。補助金や無償化(自民党)に頼らず、AIで持続可能な地域コミュニティを構築。スペインのAI教育実績(収益20%UP)を京都に応用。

無所属・二之湯真士さん
人は宝であって、それぞれの能力をいかに伸ばすかが教育の根幹だが、義務教育では、最低保障にとどまっています。学業やスポーツ・芸術その他の能力を伸ばすには家庭、民間の教育サービスに依存している。
だから、家庭の経済力で、子どもの能力に差がつきがちが、改善が必要だ。義務教育が保障する教育レベルを引き上げ、学校現場に専属の教員のみでなく、外部の様々な専門家・地域住民等を引き入れ、多くの大人の目と心で、子どもの良さを引き出す教育を実施すべきである。小学校PTA会長を5年経験し、その方が、教員への過度な負担を減らし教育の質も上がると確信します。
そのために、国家予算に占める教育予算を、対GDP比でOECDの平均並に引き上げる必要がある。家庭の教育費負担を軽減し、経済力を理由に出産を控えてしまう現実を変えていく。
加えて、現状の一般的な「給与体系」「若い時に安く50台がピークの賃金カーブ」だと、若い人にお金が溜まりにくい。結婚、出産、子どもの入学に際して、住居・保育・教育に充当できる100万円単位の一時金を支給するのが良い。
また、日本の若者は、他国に比べて自尊感情が低いとされる。日本は世界で最も歴史の長い国で、その中で人々が、人と自然が共生する思想など、特筆すべき文化を育てた。今のインバウンド人気も、世界的な日本文化への高評価に裏打ちされている。教育に置いて、日本人にこそ、その素晴らしさを伝えることが大切だ。
経済・文化両面から、日本の未来と底力を示し、安心感と希望を与えるべきだ。