豊作なのにコメの価格の高止まりが続く中、政府は増産へ舵を切る方針を示した。長引く残暑を逆手に取り「1回の田植えで2回収穫」に取り組む農家がいる一方で、「増産は難しい」という戸惑いも。
豊作なのに「高いよね…」
東京足立区のスーパー『ベニースーパー佐野店』。発注した新米は問題なく入荷でき店頭に並んでいるものの、例年に比べ売れ行きは良くないという。

新潟県産の新米「新之助」は、5kgで税込5398円。秋田県産「あきたこまち」は4741円、千葉県産の「ふさこがね」は4525円だ。
24年8月に取材した時は、銘柄は違うものの同じ千葉県産「ふさおとめ」の新米は3218円。この1年で大幅に上昇している。
男性客
「高いよね…。でもね作っている人のことも考えないといけない。でもやっぱり5kg5000円超えは高いよね。2000円…2500円ぐらいになってほしい」