山田監督が指導で最も重視するのが「自分で考える力」です。

高橋佑光選手:「与えられたメニューに、どういう意図があるのか?しっかり自分で考えることが大切と言われてきているので、毎日の練習で大切にしています」
岸本莞爾選手:「こういう練習をしたら、もっと強くなれるんじゃないか?とか、そういう話を先生としたりするんですけど、やってきた練習に対して自信を持てるというか、自信を持ってスタートラインに立てるっていう…そこはすごく大きいことだなと思っています」
考える力を育てることが、好成績に繋がっています。

山田憲一監督:「的確な自分の状況にあったメニューを組み立てられる選手っていうのは、その先に繋がっていきますので、そこが今、故障が少なくて、集団でしっかりと練習できている強み、プラス材料かなと思っています」

さらに山田先生が取り組んでいることがあります。
学校の近くにある自宅は、生徒の寮を兼ねています。
下島凌空選手:「先生にはこんなに身近にサポートしてもらえて、陸上選手からすれば、すごく幸せな環境だなと思います」
今は、駒ヶ根市と安曇野市出身の2人の生徒が寮で生活しています。
山田監督の妻が朝、夕の食事を作っています。
木下陽真人選手:「おいしいものを出してもらっているので毎日残さずおいしく食べています」
食事が終わると…。

下島凌空選手:「洗い物です。こっちに来たときから、やらせてもらってます」
食事後の洗い物、そして洗濯は自分ですること。ここでのルールです。