施設では運営費を県の補助金や活動を支援する団体の年会費、募金などでまかなってきましたが、50円だった弁当代を来月から100円に値上げします。


食材の高騰に加え、施設の運営をボランティアに頼らざるを得ないような財政状況から苦渋の決断でした。

施設を運営する大西英之さん:「心苦しいですよ。上げるのが。でも現状そうしないとやりきれない。物価も上がってその中で公的扶助が上がっていない。有効な手立てとしては年金や生活保護費の底上げ、緊急に手を打たないといけない」


羽生田浩志さん:「(利用者が)おじいちゃんとかおばあちゃんけっこう多いんですよ。75過ぎの人が。その人と話しているのが面白いね。また新聞載っただろうとかさ」

大西英之さん:「これで取材、テレビ入るから」

羽生田浩志さん:「またテレビ出るのか、お前って言われちゃう。生活保護もらっちゃうと何年ももらっている人、私もそうなんだけど、その生活に慣れちゃうから意欲がなくなっちゃうんですよね。社会貢献に役立つ仕事(に就ける環境整備を)やってほしい」


国の調査(国民生活基礎調査2022年)では、平均的な所得の半分未満で暮らす「相対的貧困」の人の割合は15.4%。国民の6人に1人が年間127万円未満で暮らしていることになります。