共産・新 坂本洋史候補

「坂本洋史出発式にお集まりの皆さん、おはようございます。いよいよ参議院選挙公示となりました。国民の暮らしを痛めつける今の政治、そして、アメリカ言いなりの政治を大元から変えようというのが、日本共産党の立場であります。こちらにありますが、今の政治、変えて欲しい、暮らしを守ってほしい、これが多くの国民の皆さんの願いだと思います。この願いをしっかり受けとめて、必ず国会へ、皆さんの思いを届けます。どうか皆さんの力で坂本洋史を押し上げてください。よろしくお願いいたします」
「今、物価高騰で暮らしが本当に厳しくなっております。私は、直ちに消費税を5%に引き下げる。ゆくゆくは消費税を廃止したいと訴えております。全ての消費に、そして全ての人たちに、そしてこれからもずっと消費税減税、これが多くの国民の皆さんの願いではないでしょうか?1年経ったらまた税金元に戻る。これを願っている人、そんなに多くないんじゃないでしょうか?街頭で皆さんとお話しますと、共産党は消費税5%、それじゃ駄目なんだと廃止してもらわなければ困る。こういう声が、私はこの間何度も選挙戦ってきましたけれども、これほど廃止の願いを訴える声を聞くことはありませんでした。これが皆さんの思いだと思うんです」
「しかし今自民党、消費税は下げるわけにいかないと言っています。税率を下げる手続きに1年かかると言いますが、消費税導入された平成元年は、わずか3か月でこれ実現したじゃありませんか。富裕層の人の方が、減税の額が大きくなるから不公平だなどと言って、消費税減税しないと言ってますけれど、皆さん私たちは1円、5円、10円、安いものを毎日血眼になってスーパーで買い物してるんじゃないでしょうか?中間層の年間所得900万円の世帯まで納めている税金の中で、消費税が最も多いですから、消費税減税こそ、低所得者、中間層の皆さんの願いではないでしょうか?」
「これを、高額所得者の皆さんの減税が大きいからといって拒否する。そうだったら、あの1億円の壁と言われる高額所得者が、1億円を超えて儲ければ儲けるほど、税率が安くなる。ここにこそメスを入れてこそ、ここにこそメスを入れるべきだと思うんです。皆さん、消費税を減税する財源はあります。大企業、富裕層に特別の減税を長年やってきました。大体11兆円です。大企業への減税をやめさせれば11兆円の財源生まれるじゃありませんか。ここにこそメスを入れなければなりません」
「社会保障のために消費税があるんだと、このことを主張しておりますけれど、消費税導入以来36年、私たちの実感として、社会保障が良くなったとお感じの方はどれだけいるでしょうか?医療費、介護、年金、悪くなる一方じゃありませんか。私たちが納めた消費税のこの35年間の総額は530兆円超えている。一方で、大企業など法人税の収入減、あるいは所得税収入源、これらは613兆円。つまり減税する人が間違っている。強いところや、儲かっている人たちにどんどん減税をやって、そして税収の穴ができたところに、私たち庶民から集めた消費税を穴埋めに使ってきたというのが実態ではありませんか」
「皆さん、集めたお金に色がついていない。消費税で集めても所得税で集めても、そのお金をどう使うかは政治の責任。社会保障は世界に比べてもあまりに低い。GDPの中に占める社会保障の公的支出は22%なんです。フランスや北欧は30%を超えている。先進資本主義国は20%台後半。つまり、国民からどんどん税金を消費税で集めて、大企業、富裕層には減税を続け、そして社会保障には世界に遅れてまともにお金を使わない。ここにこそ社会保障が豊かにならない原因、自民党の政治が大元にあるということではないでしょうか?こういう政治を皆さんと力を合わせて変えてまいりましょう」
「日本共産党は、この大企業からきちんと税金、普通に取りましょうと訴えています。自民党がそれができないのはなぜか。大企業から企業献金、パーティー券、そしてそれを裏金にする。こうした強いところを味方するお金の流れがあるからじゃないでしょうか?昨年の総選挙はまさに、この汚い金で政治を歪める自民党政治が拒否された。だから与党が少数になったんじゃないでしょうか?」
「皆さん、この企業団体献金禁止の願いを、残念なことに、これを妨害したのが国民民主党だったんじゃないでしょうか?日本維新の会は、社会保障をばっさり削る約束を自民・公明と一緒にやりました。自民党政治があまりにもひどい、変えて欲しい、そういう願いを、自民党をアシストする。そうした人たちに願いを託せないということは、もはやはっきりしているんじゃないでしょうか?
財界・大企業優先の政治、その大元を正そう、この訴えをしている日本共産党を伸ばしてこそ、消費税を減税できる。物価高騰から暮らしを守ることができる。どうか富山選挙区では、私坂本洋史に、比例代表では日本共産党に、皆さんの大きなご支持、ご支援よろしくお願いいたします」
「私、結婚しまして、29年なんですが、結婚当初から夫婦別姓を実践しております。ちょうど結婚したときに、法制審議会が選択的夫婦別姓という提案をされました。いよいよ、別姓の時代は近いと思って結婚したんですけれども、この29年間、全くこれは前に進みませんでした。しかし、自公を少数に追い込んだことが力になって、今国会で28年ぶりに、夫婦別姓の問題、審議されました。本当に歓迎すべきことです。今度の参議院選挙で日本共産党を伸ばしていただいて、選択的夫婦別姓を実現する、そういう政治に転換を図りたいと思います」
「別姓にすると家族の絆が薄れるといいますけれど、私も5人家族で、5人分の誕生日をいつもやっているんです。家から離れて進学して、おりませんけれども、3人の子ども、誕生日になるたびにZoomを使って誕生会やっているんですね。皆さん別姓にしたから絆が崩れるとか、そんなことは全く根拠ないんです。自分のアイデンティティ、個人を尊重してほしい。この思いを実現ができなくさせている、今の同姓を強制するこの制度をやめて、同姓にしたい人も別姓にしたい人も、どちらも選べる。こういう多様性、個人の思いをしっかり尊重できる制度に変えていこうという、世界では当たり前の道を進んでいこうというのが、日本共産党の提案であり、私の思いであります。どうか日本共産党、坂本洋史を送り出していただいて、選択的夫婦別姓に大きな一歩を築く選挙にしたいと思います。皆さんの大きなご支援、よろしくお願いいたします」
「子育て支援で今大きな負担になっているのは、教育費であります。子どもを大学にやると、とてつもないお金かかります。だから子どもを作れない、あるいは結婚できない、こういう若い方多いと思うんです。私は、大学の学費を直ちに半減して将来は無償にしていく。返さなくてよい奨学金を、さらにさらに充実させていくことを訴えたいと思うんです。そして、今働きながら低賃金のもと、学生時代に背負った奨学金の返済に大変な思いをしている若い働き盛りの皆さんの奨学金の返済を半額免除にしたいと思うんです。そのために一時的に国債発行する。これは当然のことだと思います」
「そして今、多くの皆さんが、心配になっているのは日本の農業、米作りであります。自民党農政は、米を作るな、そして市場任せ、こんなことをやって、農業やっていては食っていけない、そんな社会をずっと作ってきた。そして、不作をきっかけに一気に米不足をもたらしてしまい、そしてとてつもない米価の高騰になりました。この自民党農政を大元から変えて、農業を基幹産業にする。そして米を増産する。この道に進んでいきましょう」
「農家の皆さんの所得を保障するためにも、60キロあたりのお米、2万数千円の規模で、きちんと買い取るような制度を作る。そして消費者の皆さんには、手ごろな価格でお米を提供できる。これに国が責任を持つようにしていきたいと思うんです。農業を基幹産業に、そしてこの地域が守られるように、農家の皆さんが次の世代にバトンタッチできるような農政を実現するために、私坂本洋史、全力を挙げて頑張っていく決意でございます。どうかよろしくお願いいたします」
「さて皆さん、私もう一つ自民党の政治の大元を変えるために必要だと考えるのは、アメリカ言いなりの政治です。トランプ大統領が、トランプ関税押し付けてきております。膠着状態だと、次はまだまだ上げるぞと脅しをかけているではありませんか。この貿易ルール、世界のルールを踏み破って、ルール違反をしているのは、今のトランプ大統領ですから、日本は堂々と、ルール違反をやっているこのトランプ大統領に正面から対峙をして、断固これを拒否する。全世界の国々と力を合わせて、交渉に臨むべきだと考えております。このトランプ関税そのまま受け入れて、農業を開放するのか、そしてまた日本国内の様々な産業に甚大な影響を及ぼすようなことを放置するのか、これが問われていると思うんです」
「そして、アメリカ言いなりになって、日本の防衛費、軍事費はうなぎのぼりです。かつてのGDP1%、2%に、つまり、防衛費、軍事費を倍増する今真っ只中でありますが、そんなときに今アメリカから、それじゃ足りないんだ、3.5倍にしろと、こんなことを言われているんです。皆さんこれきっぱり拒否しましょう。軍事力をどんどん増強して、憲法9条をもつこの日本が、守る防衛ではなくて、攻め込む、敵基地攻撃能力をもって先制攻撃ができる。そんな能力を持とうというのが、今の自民党の防衛政策です」
「皆さん、あのイスラエル、そしてアメリカ。気に食わない相手に先制攻撃やっている。それ目の前で起こっているじゃありませんか。こんなことができる日本にしてよいのか、これが問われるんじゃないでしょうか?力対力の対決は、いずれ暴発し、戦争を導く。もし戦争になれば、もう止めることはできないということは、あのウクライナ戦争でもう証明されてるんじゃないでしょうか?日本の役目は、戦争を絶対にさせないための外交に力を注ぐことじゃありませんか」
「しかも、この防衛費増額によって抑え込まれているのは、社会保障、教育、公共事業、農業予算、中小企業予算。つまりアメリカ言いなりで軍拡を進めるということは、平和を壊すだけではありません。国民の暮らしを壊すということじゃありませんか。こういうアメリカ言いなりの政治の大元にあるのは、日米同盟絶対という、この考え、日米安保体制です。これをやめて、アメリカとも対等平等な関係を作って、友好条約を作る。もちろん中国や東アジア諸国、世界の諸国とも、友好で対等な関係を作っていく。このことこそが今求められていると思うんです」
「世論調査でも、日本はアメリカから自立すべきだという方が7割に上っている。まさに日本共産党が、党綱領を確定して以来70年訴えてきたこの道が、多くの皆さんの願う道になってきているんじゃないでしょうか?アメリカ言いなり政治を変えてほしい。この皆さんの願いは、どうか日本共産党に、そして富山では私坂本洋史にお寄せいただきますように、心からお願いを申し上げます」
「最後に訴えたいのは、今政治を変えたい、今の暮らしがあまりにもひどい、どうにかならないのか、こういう国民の中に鬱積する思いを利用して、この暮らしを壊している原因は外国人だ。中国人だ。こんなことを言っている参政党などが出てきました。これが国政選挙という場で堂々と語られるような、そんな政治でいいのか。高齢者にあまりにも厚く手を差し伸べるあまり、若者のところにお金が来てないじゃないか、高齢者の尊厳死を認めて、早く死んでもらって、医療費を削減すればいいじゃないかと、こんなことを言う政党まで出てきている」
「皆さん、外国人と日本人を対立させる。あるいは高齢者と若者を対立させる。男女などジェンダーのこれを対立させる。こういうことで良いのか、今必要なのは、国民の暮らしを痛めつけてきた、自民党政治そのものを大元から変える戦い、ここに人々の分断を持ち込むわけにいかない。みんなで連帯して、そして個々人がしっかりと認められる、個人が尊重される、そういう社会、平等で、みんなが一緒に豊かになれる社会を目指して連帯をする、そんな戦いになると思うんです。分断を許さない。これを今度の参議院選挙でも大きく訴えていきたいと思います」
「どうか皆さんのお力を、この参議院選挙、富山選挙区では、私坂本洋史にお寄せいただきまして、何としても国会へと送り出してください。比例代表は日本共産党とお書きいただきまして、日本共産党650万、5議席実現。そのために皆さんの大きなご支援を心からお願いを申し上げまして、出発式に当たっての決意表明とさせていただきます。ありがとうございました」