コメ農家から見た「新米」の価格見通しは?
こうした備蓄米などの現状を、生産者はどう見ているのでしょうか?滋賀県の近江八幡市のコメ農家の2代目・三宅寛穂さん(53)にお話を聞きました。田んぼを見せてもらうと…
(三宅寛穂さん)「(田植えしてから)1か月ちょっとたつので、今年も夏が暑いということで、いつ取れるかわからないですけど、ちょっと期待して楽しみにしています」
順調にいけば、8月上旬には収穫予定だそうです。店頭での販売が広がり始めた随意契約の備蓄米については…
(三宅寛穂さん)「消費者としては2000円とか4000円とか(価格で)選べるのはいいのでは」
一方、気になる新米の価格の見通しについては…
(三宅寛穂さん)「農協が出した価格が、意外と高値で推移しているので、今年は農家としては(利益が)期待できるのではないかなと思います」
消費者にとっては新米も高止まりの気配です。三宅さんは5kgで3000円から3500円くらいに落ち着くことが生産者にとっても消費者にとっても「適正な価格」ではないかと言います。
(三宅寛穂さん)「僕らとしてはできるだけおいしいコメをたくさんの方に食べていただきたい。そこ(の仕事)に対する価格の評価を、きちっとしていただきたいということ」
備蓄米も含めコメの価格は今後、どうなっていくのでしょうか。