鳥取県失語症者支援センター 田村篤人さん
「失語症になられると、どうしてもご自身1人で外出するっていうことに抵抗を持たれる方が多くて、家族に依存しまうってことが多くなってしまいます。
やっぱりコミュニケーションが取れなくなったら人前に出るのが恥ずかしいと思われたり、怖いと思われたり、億劫と思われることが出てくると思います」

月に一度開かれてるこのサロンは、失語症の患者が社会に出るきっかけを作ったり、失語症の人を支援する意思疎通支援者と失語症患者をつなぐなどの役割を担っています。

利用者は
「ちゃんと喋れる場所っていうのはこういうところしかないので、ありのまま喋れるし、普通の人の中でこんなことできんな。だけどここだったらできる」

利用者の妻
「ほかの場所に行くよりもリラックスして自由奔放に、何しても笑われないし注意されないし、ここに来るとホッとするみたいです」

失語症の人たちがどのように社会参加していくかが課題となるなか、取り組みも進んでいます。