約8年前に失語症を発症した足立さんは、現在、障害や難病などにより一般企業での就労が難しい人が雇用契約を結ばずに働くことができる事業所「SOI STANCE」に通い、月曜・水曜は身体面のリハビリ、火曜・木曜・金曜は依頼されたものを作る作業を行っています。
この日は「SOI STANCE」のカフェで使う野菜を切る作業を行っていました。

足立卓司さん
「まだ、その…体がここまで動かんくなっても、できることがあるのはうれしい」
SOI STANCE 小山雅之 副所長
「働きたいという気持ちを持った利用者さんの支援ができるというところがいいところだと思っています。いろいろ抱えるものはあるんだけど仕事をしたことで自分のしたものが何か成果になるということを実感してもらってそれぞれの目標に向かって自分のできる範囲で頑張ってもらえたらと思っています」
鳥取県失語症者支援センター 田村篤人 センター長
「どの病気であったり障害であったりとかもそうなんですけど、それが当たり前に社会の中にある社会になっていくのが1番理想かなと思います」
以前よりもうまく体を動かしたり話したりできなくなった自身の状況を理解し、前向きに社会とのかかわりを持ち続けている足立さん。
これからの目標を聞いてみると。