この場所で柚原さんが参加したのが、塩害や乾燥に強い「サクサウール」という木の植林プロジェクト。砂漠化した土地に森を作ることで、砂ぼこりなどの被害を減らすことが目的です。

柚原結女さん
「川の砂を入れた畑よりもサクサウールの芽の発芽率はいいのではないかと思います。だいたい5センチから大きいもので15センチ程度に育っています。水やりの頻度は15センチ程度になったら1週間に1回程度に回数を下げたいと思います」

留学先の農業大学では環境改善に関する研究を続けてきた柚原さん。こうした取り組みを始めるきっかけとなったのが、2011年に起きた「東日本大震災」です。

大学進学のため、生活の拠点を宮城県に移した柚原さん。東日本大震災の被災地で津波を防ぐための「海岸防災林」の再生活動に参加したことで、環境保全などの大切さを考えるようになったと話します。

柚原結女さん
「沿岸部の割と塩分のある土壌で植林していく、森を作っていくというテーマはウズベキスタンのほうでも植林という点で同じだと思う。自分に何ができて何ができないのかというのを学びたい、知りたいというのがあります」