知事「短期的な視点で農家が犠牲に、これは避けてほしい」

佐賀県は、全人口の7.6%が1次産業に従事する。全国平均3.5%の2倍以上で、全国では13番目に割合が大きい「農業県」だ。
コメや玉ねぎのほか、大豆やビールや焼酎の原料になる二条大麦の生産量は、全国トップクラス。県をあげて農業振興に取り組んできた佐賀県は、知事も4月の定例会見で政府の動きに注文をつけた。

佐賀県 山口祥義知事
「いろいろ議論されていいと思いますけれども、将来の食料安全保障とか、この国のコメ農家のあり方だったり、そういったところも含めて骨太に議論しないと、短期的な視点で、少なくとも農家が犠牲になるということは避けてほしいと切に思っています」