専門家『所有者だけの負担にならない環境づくりが重要』

文化財を所有者のもとで残し続けるためには、どうすればいいのか。奈良大学の大河内智之教授は、国が所有者との関係を密にするとともに、所有者だけの負担とならないような環境づくりが重要だといいます。
(奈良大学 大河内智之教授)「文化財の現状がどうなっているのかという把握が行き届かなくなってくると、どうしてもそうした流出ということが起こりうる状況になってしまいます。この(維持に関する)費用の捻出が難しいという現状が実際にあるので、例えばクラウドファンディングとか、さまざまな手法を用いて、その費用の分担をいろんな人から図っていく。そういうことも現実的に進めていく必要があるかと思います」
日本の宝である文化財。歴史をつむぐため1つも取り残さず、未来に引き継ぎたいものです。














