日本の文化「盆栽」に高まる外国人のニーズ

盆栽の起源は中国とされていますが、古来から日本の文化として定着してきました。今、外国人のニーズは一体どんなものなのか…。
(盆栽大楽 天野覚 代表)
「日本の文化を持って帰りたいというのは一緒なので、日本人が好むものを海外の人も好む。ここ10年くらいは日本人というよりは海外向けが7~8割」
農林水産省によりますと、盆栽の輸出額は2019年には年間4.8億円だったのが、2023年には年間9.2億円と約2倍に増えました。輸出先は中国が最も多く、次いでヨーロッパの国々が占めています。先ほどの中国人業者は今回のオークションで合計数十万円分の盆栽を買い付けました。

こちらの業者は…。
(中国出身の業者)
「(出身は)中国の北の方。僕はモミジで盆栽にハマった。モミジは一年中、眺めがいい。珊瑚閣という品種だが特徴としては枝が赤い。1万円で買った、高い方。売れないかもしれない。売れなければ自分の観賞用で」
この日、落札された最高額は樹齢100年以上のクロマツで、値段は40万円でした。