「騙されたというか…」
では、なぜ1000平方メートル以内で盛土を止めなかったのか?議員を直撃すると…
(記者)「1000平方メートルを超えそうなときに、やめようという判断にはならなかった?」
(東篤布議員)「届け出って言ったって、地元説明会だけすればいい話ですから」
(記者)「地元説明会をやればよかったと思うが?」
(東篤布議員)「やるにしても自治会もすぐには受けてくれませんからね。1か月で片付けろと言われても、できるわけない」
届出に必要な地元への説明会ができなかったという回答。その後の取材で東議員が盛り土を行っていた土地は、現在岐阜県の企業が所有していることが判明。電話取材に対し、社長は憤りの声をあげています。

(記者)「東議員から建設残土が持ち込まれている土地という説明はなかった?」
(地権者の社長)「騙されたというか…もともとそんな土地だと知らずに買っているので、そんな土地だと買うわけもないんですが」
バイオマス発電などを行うため、数千万円でこの土地を買いそのあとで盛土について知ったという社長。このまま東議員が残土を撤去しなければ、地権者の責任として代わりに撤去する意向を示しました。
(地権者の社長)
「万が一撤去されない場合は、ちょっと時間はいただきますが、片付ける準備はします」

撤去期限の3月28日。残土の山はそのままで、撤去に向けた動きはありませんでした。改めて、東議員を訪ねました。