魚になって食べられる!?VRゴーグルで『いのちをめぐる旅』へ
そして立方体がランダムに積み上げられた建物。アニメ監督でメカデザイナーの河森正治さんのパビリオン『いのちめぐる冒険』です。マクロスシリーズを手掛け、合体・変形ロボの第一人者といわれる河森さんらしく、コンセプトは…
(河森正治さん)「いのちは合体・変形だ!」
来場者は、VRゴーグルを装着して体験する『いのちをめぐる旅』へ出発します。
(記者リポート)「あたり一面が魚の群れで囲まれています。私も魚の一部になったような感覚があります」
魚になって泳いでいると…
(記者リポート)「私は魚だったように感じたんですが、飛んできた鳥に食べられてしまいました」
さまざまな生き物が食物連鎖を通じて、ほかの生き物と『合体』し、その体の一部に『変形』する様を、まさに“身をもって”感じることができます。
河森さんは、宇宙規模のいのちの営みを見ることで、自分ひとりで生きているわけではないということを実感してほしいと話します。
(河森正治さん)「どうしても『人類の(いのち)』とつけてしまうと、枠が狭まってしまうと思うんですね。あらゆる生き物と自分たちの関連性、その流れの中で捉えていくことによって、初めて新しい時代が見えてくるんじゃないかと」
趣向を凝らした8つのテーマ館。来場者それぞれが思い描く『いのち輝く未来社会』を、立ち止まって考える機会になりそうです。
(2025年4月8日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)