「閉まるの知らなかった」夜間には閉鎖される喫煙所も
喫煙所の不足は、夜になるとさらに深刻になります。24時間開いている喫煙所はわずか1割ほどで、ほとんどが夜間を中心に使えなくなる時間があるのです。北新地のそばにある喫煙所は午後8時に閉鎖されますが、閉まった後も喫煙者がやってきます。話を聞くと…
「閉まるの知らなかった。(Qこのあとどこで吸う?)いや、もう電車乗ります」
「(Q帰る前に一服?)そのつもりでここに来たから、ちょっとショック。喫煙所がなかったら適当に吸います。(Q路上で?)はい。たぶん適当に吸うと思います」
そして、がまんできなくなった人もいました。
(記者リポート)「男性2人がお酒を飲みながら路上でタバコを吸っています」
(路上で喫煙する人)「吸える場所を求めてここに来ましたが、閉まっていたので、やむをえず吸わせていただいています。罰金(過料を)取るのなら吸えるところは用意してほしいですね」
「喫煙所が足りていない」との訴えに、横山英幸市長は1月下旬、次のように述べています。
(大阪市 横山英幸市長)「1人でも『ここに置いてよ』と言われる方はいらっしゃると思いますし、それをニーズと捉えてしまうと大阪市内で際限なく設置になりますので、どこに一定まずゴールを置いて進めていくかが大事」
大阪市は今後、さらに喫煙所が必要かどうかを検証するとしています。