「我が事」として考えること
まちなじボラセンがお休みに入り、町野町では1月からボランティアさんの姿を見かける機会が減りました。
そんななかで、「何かをしたい、何かをしなければ、何かできることはないか」、と考える人たちが増えています。
例えば、午後のお散歩。
もともと冬期は出歩いている人が少なかったのですが、運動をしたり身体を動かす場が減ったこともあり、仮設住宅などでは、声をかけあって、散歩する人が増えてきました。
支援物資の受取や、配布に関しても大きな動きがありました。
これまで、石川県や輪島市の担当の方に届けていただいたり、町野町の一部の有志の方が引き取り、各地区へお届けしていた支援物資について、積極的に自分たちで動こう、という人たちの流れが出来てきたのです。
ニーズをまとめるだけに留まらず、受取りから配布までを担う人が増えてきたことで、町野町とお隣の南志見地区では、2月初旬の大寒波の前に、多くの世帯に着る毛布や毛布、あたたかな冬物衣類をお届けすることができ、『あたたかい毛布で安心して眠れました』、『とても有り難いです。ありがとうございます』という感謝のお声もいただきました。

また、昨年の経験を活かして、子供たちが町野復興プロジェクト実行委員会さん主催・共催のイベントや、日曜日に町野小学校前バス停でオープンしているバス停カフェなどでお手伝いをしてくれるようになりました。
「子供たちも参加するイベントは、大人も楽しそうでいい笑顔が見られていましたが、自分たちも手伝おう・盛り上げようという意欲を持って取り組んでくれることになったことで、より一体感が生まれたように感じます」
町野復興プロジェクト実行委員会のメンバーの方が、とても嬉しそうに語ってくださいました。