「無痛分娩 一部助成」「保育料無償化」「留学支援」主な政策は?

井上貴博キャスター:
東京都は今、来年度予算の最終段階の査定を行っていますが、新たな政策が明らかになっています。

新年度予算案で明らかになった主な政策は…

●“無痛分娩”一部助成 最大10万円

●大学生などの“海外留学”支援
中・長期留学(半年~1年)最大で315万円助成(所得制限設けず)

●シルバーパス(70歳以上の都民が公共交通機関を定額利用できる)
販売額を4割程度引き下げ
2万510円→1万2000円(1年間)

●教員などの奨学金返還支援
10年間で最大150万円支援

●保育料の無償化 
第1子から無償化に
8万6000人が対象

財政が豊かな東京だからできるという意見もありますが、子育て世代に対するアプローチは大きいと感じます。

ホラン千秋キャスター:
東京の動きを見て、国が動いていくきっかけになれば良いと思います。

星浩さん、6月の都議選を見据えた「したたかな計算もあるのでは」

井上キャスター:
東京都の新たな政策について、TBSスペシャルコメンテーター星浩さんは「来年度は税収が増え、さらに東京都は税収だけで財政運営ができるため、無痛分娩費用の助成など国がやりたくてもできない政策を先取りしている」としています。

政治的背景としては、「注目される『石丸新党』など6月の都議選を見据えて小池与党の存在感をアピールしたいというしたたかな計算もあるのでは」と分析しています。