稲作のできない地域で主食となっていた「栃の実」

米がとれない白峰地区で、人々が主食としていたのは、栃の実です。

栃の実を乾燥させると、保存食として5~10年は食べることが出来るとされ、昔は各家庭で、3年分ストックしてあったということです。

この栃の実を使った和菓子が「栃餅(とちもち)」。

栃餅を作るには、手間暇がかかります。
①8月から9月に栃の実をとり、天日干しにする
②水に戻して、金づちで一つずつ中の実を取り出す
③中の実を1週間水にさらす
④木灰と水を煮た中に栃の実を入れてあく抜き作業
⑤あく抜きの終わった栃の実ともち米を一緒に蒸して合わせて餅にする

甘いものが大好きな久々江アナウンサー、栃餅(あんこ入り)を試食しました。
あんこの甘さとと栃の実の香ばしさを感じます。