石川県白山市の白峰地区は、日本三名山のひとつである白山のふもとにあり、平年の積雪が2mを超える豪雪地帯です。金沢駅からバスでおよそ1時間50分、雪と共に生きてきた生活・文化が今も残る白峰の魅力を久々江龍飛アナウンサーが取材しました。

白山市の白峰地区は、周囲を白山をはじめとした山々に囲まれていて、稲作はほとんど行われていません。江戸時代の中期には養蚕が行われ、その収入により生活に必要な日用雑貨や海産物を手にいれていたとされています。この地で生産される牛首紬は、その生産量の少なさから幻の紬とも言われます。

白峰地区は、道沿いに家が点在しているのではなく、建物が密集して町場のような景観を形成しているのが大きな特徴です。土蔵など古い建物も多く、その街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

毎年1月下旬~2月上旬には、雪だるままつりが開かれ多くの人でにぎわいます。