花と緑の支援

8月下旬、新学期を前に「はるかのひまわり」が見頃を迎えました。

阪神淡路大震災の復興シンボルとして知られている「はるかのひまわり」は、震災で亡くなられたはるかさんの自宅跡に咲いたひまわりにちなんで名付けられました。

復興の願いと命の尊さを伝え続ける「はるかのひまわり」は、発災間もない頃から町野町での支援活動を続けてくださっている震災復興子ども支援の佐渡さんよりご紹介をいただき、種を取り寄せていただいたものです。

6月に町野小学校、町野保育園の児童園児のみなさまが種まきを行い、地域の有志の方と育てていたひまわりは、すくすくと育ち、新学期を迎えた子どもたちを優しく見守っているようでした。

町野町で咲く「はるかのひまわり」8/30 提供:町野町の有志の方

また、夏休みに入る前に町野町第1団地に設置された「感謝のグリーンカーテン」も伸びやかに育ち、美しい緑の葉を茂らせて涼を届けてくれています。

こちらのグリーンカーテンに使われているへちまの種は、埼玉県熊谷市熊谷東中学校さんからいただいたもので東陽中学校の生徒のみなさんが苦戦しながらも準備を進め、設置にこぎ着けたものです。

感謝のグリーンカーテン① 提供:町野町の有志の方
感謝のグリーンカーテン② 提供:町野町の有志の方

設置場所には、東陽中学校の方からの手書きのメッセージが添えられ、町野町第1団地在住の方が水やりを行いながら、大切に育ててくださいました。

農業や家庭菜園を行う方が多く、仮設住宅でもプランター菜園を取り入れるなど、植物や花と触れ合ってきた町野町のみなさまが、ほっと一息つける景色になったことと思います。