◆20前後の若い兵が死ぬのか「戦争はいやだ」

(日記朗読)米兵出発。看守から近日中ここは日本政府の管理に移され、米兵は全部朝鮮へ出動すること、すでに一部は出発したことを聞いた。当初に看守として勤務しているのは、大部分が二十才前後の若い兵で、米国から渡って来て間もない未教育のものも大分いる。これらの兵が北朝鮮軍の銃火にバタバタと死ぬのか―と思うと私はかわいそうでならない。彼らもすっかりゆううつな顔をしている。戦争はいやだ。

1958年、スガモプリズンが無くなる際に行われた出所式。堅太郎さんの姿がありました。

冬至克也さん「おやじやん、うれしそうやん、こんな顔。死ぬことを覚悟したはずだもんね、だからおふくろは僕を連れていったんよ。」
堅太郎さんは、1983年、この家で倒れ、68才の生涯を閉じました。晩年は、アジアからの留学生の支援に力を注ぎました。亡くなる5年前にRKBに出演した時の映像(1978年6月12日放送)が残っていました。
















