「痩せているほうが美しい」というルッキズム、外見至上主義がSNSを通じて蔓延し、日本の若い女性の「痩せすぎ」が国際的に見ても異常な水準に達しています。20~30代女性の5人に1人が「痩せ」と判定されるこの現状は、危険なメディカルダイエットの乱用まで招き、個人の健康を脅かしています。小児科医は、無理な減量が生理不順や骨密度の低下、さらには次の世代の健康にまで影響を及ぼすと警鐘を鳴らします。

SNSにあふれるダイエットに関する投稿。

「#ダイエット記録」や「#ダイエット仲間」などの言葉があふれ、小中学生によるダイエット記録や過度な食事制限・運動を勧める投稿も少なくありません。

記者「ダイエットをしている子は周りに多い?」

中学生
「多いです。食べないダイエットです。どうやって痩せればいい?とか(メッセージで)来ますね」

母親
「体形気にしすぎてるのかなという気はします。周りでも、子どもがダイエットすごいしていて気にしているお母さんも結構いるので」

中学2年生
「身体測定の紙あるじゃん?それを落として男子に見られて、めっちゃ馬鹿にされて。女子が160センチあるかなくらいなんですけど、その身長で42キロが普通だろとか言う人が多いんですよ。それがむかつき過ぎてダイエットはじめました」















