関係を調査するマグニチュードの基準未満の地震…とは

この発言を理解するために知っておくべきことは「南海トラフ地震の臨時情報」というものです。2019年に本格運用をはじめ、まだ発表されたことはありませんが、「南海トラフ全域を対象に、地震発生の可能性の高まりを知らせるもの」が臨時情報です。
どういうケースなら臨時情報が出されるのか。その前提条件は「南海トラフ地震の想定震源域で▼M6.8 以上の地震が発生した場合、または、▼通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合」です。その際、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」というものが出されます。今回は想定範囲内ではあるが、マグニチュードが6.6で、前提条件より0.2小さかったことから、「調査中」にならなかったということです。