「被害を経験してる者同士だから共感できることも」

東日本大震災を経験した ののさん。
能登での炊き出しはこんなところでも…ビニールハウスです。

10人ほどが避難生活を送っていますが、避難所に指定されておらず、支援が届きにくくなっています。

如恩さんたちはたこ焼きをつくります。
思いが詰まったたこ焼き。

子ども「おいしい」
男性「こういうのはなかなか無いのでおいしいです」

如恩さんは被災者の女性に話しかけます。

佐々木如恩さん「仲良くなりたいなって」
女性「こんなおばちゃんでよければ」

話題は東日本大震災の時のことに…

女性「覚えてとるん、やっぱり4歳でも」
佐々木如恩さん「揺れてるときの記憶はあるけど、怖いって思わなかった」

女性「それっていいかも」
佐々木如恩さん「怖いってトラウマになるよりいいかも」

女性「輪島におる子も怖いとか家に入れないとか…それがあったからこうやってボランティアに?」
佐々木如恩さん「そうですね」

そして女性から、感謝の言葉が…。

女性「たこ焼きおいしかったです。すごくほちゃほちゃで」
男性「ほちゃほちゃ分かる?」
佐々木如恩さん「ほちゃほちゃって初めて聞きました」

男性「少し前向きになれるね
女性「若い子が来てると特に負けられんって

ビニールハウスに広がった笑顔。

佐々木如恩さん
「被害を経験してる者同士だから共感できることもあったし、話を聞いて気持ちを伝えたることは不安を解消することになるのかな。すごく嬉しいですね、笑顔になってくれるのは」

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