珠洲の隆起はまだ続いている…群発地震も

一連の地震活動について富山や石川の地震について研究する竹内章富山大学名誉教授に聞きました。

富山大学 竹内章名誉教授:「地殻変動ですね。地下の流体の関与に関係した現象として、珠洲の地域の隆起はまだ続いている、維持されていますので」

専門家の間では、水のような「流体」が関与している可能性が有力視されています。また、地震活動が長期化している要因の一つとしてこの「流体」の流れる速度が遅いことが考えられるという仮説も示されています。

竹内名誉教授:「群発活動はまだ続くと考えられます」

県内では先月5日に能登地方で震度6強を観測して以降震度1以上の揺れを9回観測。一方で2013年から2022年の10年間での震度1以上の地震は117回と全国最少であることが明らかになりました。

一般に「地震が少ない」と言われる富山県、それを証明するかのようなデータですが…。

竹内名誉教授:「周りよりもかたい岩盤が地下にあるということで。壊れにくい岩盤になっている。ただし、起きるときには地震の規模は大きくなる」

また、竹内名誉教授は県内には活断層が多いことを指摘。