すぐにできるものではないと感じた…

富山市は市街地でクマが出没した場合、市町村の判断で発砲許可を出すことができる「緊急銃猟」を許可。

現場では付近住民に自宅から出ないよう伝えたほかクマが逃げ込んだとみられる住宅の住民を避難させたうえで捕獲する態勢を整えました。

梶谷昌吾記者
「先ほどの住宅から道路を挟んで向かい藪に囲まれた住宅に捜索を切り替えました」

緊急銃猟の許可からおよそ40分。こう着状態が続く中…。

結局、クマの姿を確認することはできませんでした。

猟友会の男性
「どっかにおる。おるけど目に入らんだだけ」「大きいよ。ものがでかい。またあした目撃情報があれば」

県内で初めて緊急銃猟の許可が下り現場で態勢を整えた市の担当者は次のように語ります。

富山市森林政策課 中島光輝課長
「クマのフンの位置であるとか、足跡であるとかいろいろ判断してこちらの方で緊急銃猟を行えないかという判断に至った。一応、市町村の判断とはいえ警察、猟友会の方との連携が不可欠でしてきょうもどのようにやるかは、三者で必ず打ち合わせしたうえで、市長の判断をいただいたところで、やっぱりすぐにできるものではないなというのは感じた」