富山県の黒部峡谷鉄道、通称「トロッコ電車」では、冬の間も作業する工事関係者のための物資の運搬作業がおこなわれています。
記者「黒部市宇奈月です。こちらでは10センチほどの雪が積もっていて、一面雪景色です」

3日夜からの寒波の影響で黒部市宇奈月町でも、まとまった積雪となり、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅では、黒部川上流で勤務する工事関係者などに届ける越冬物資の運搬作業が行われました。

作業は、11月から行われていて、物資は工事関係者用の宿泊施設周辺の猫又駅までトロッコで運ばれます。
4日はコメや飲料水、日用品など1.45トンの物資が積み込まれました。



ことしは黒部川第三発電所などで工事が実施されるため、黒部川上流での宿泊人数は延べおよそ1万4000人と過去10年で4番目に多くなっています。
関西電力北陸支社・山田智彦リーダー「ダムや発電所で電力の安全安定供給のために多くの方が働いています。本日のこの物資は、そういった方々の生活を支える大事な物資でございますので、確実に運搬をしてこの冬に備えたいと思います」








