4日、富山県内で発生したクマによる人身被害。12月に入っても相次ぐクマの出没に、県議会でも対策を求める声があがりました。

自民党 鍋嶋慎一郎県議「けさも富山市で早朝に新聞配達をしていた2人がクマに襲われたということでありましたが」

4日の県議会一般質問。自民党の鍋嶋慎一郎議員は、けさの人身被害に触れた上で、クマ対策が自治体単位のため、市町村をまたいでの対応には時間がかかることなどを指摘したほか、県に対しても部局を横断しての対策を求めました。

自民党 鍋嶋慎一郎議員「近年クマをはじめとした鳥獣被害は深刻化しており、もはや従来の枠組みでは対応しきれない状況になっていると感じております」「警察や教育機関など関係機関が一体となる強固な横断組織の構築が必要」
これに対して新田知事は―。
新田知事「頻繁に出現し、街なかまで出てきている、人身(被害)も増えているということなので、全庁的なクマ対策会議(仮称)の設置を検討しなければならない」

クマ対策を検討する新たな組織の設置に意欲を示しました。







