宮澤歩夢さん:
「社会人は勉強の毎日だなとすごく感じていて、ここにいる皆さんがすごい方々なので刺激がすごい」

町は職員研修の一環で、5年ほど前から、高校を出てから3年目の職員を民間企業などへ出向させています。

ねらいは、人脈づくりと社会人としてのスキルアップです。


壬生町長:
「田舎にずっといると、その世界が当たり前だと思ってしまうこともあるので、そこはある程度自分の社会に対する考え方や、いろいろな人がいるということを学んでいただく。そこで学んだことが最終的には町や町民の皆さんに還元できたらいいなと思う」

宮澤さんの任期は2年。

民間企業でのスキルアップのほかに課されたもう1つの使命が、都内で町をPRするイベントを開くこと。

そこで宮澤さんが考えたのが、豊富な食材を通じて町を売り込むその名も「高森町A級グルメナイト」です。


宮澤歩夢さん:
「絶対成功させたいイベントではあるので、東京で高森の食材をPRしました、これだけの大勢の人が東京で高森を知ってもらうために集まってもらいました、という実績とかも帰った時に話したいなとか、これが少しでも高森町の恩返しになれるなら、頑張りたいなと思う」

3か月前にこう語っていた宮澤さん。

会場に選んだのはレストラン「神田倶楽部」。

シェフの竹村一道(たけむらかずみち)さんは、ミシュランの星付きシェフのもとで修行していた腕利きの料理人です。