「いつもの年より多いような」実際にスギ林に行くと…

小林康秀キャスター(スギ花粉歴6年):
では現在のスギの状態はどうなのでしょうか。2月3日、広島市郊外の山あいに行って確認してきました。

<広島市安佐北区のスギ林にて>
小林康秀キャスター(スギ花粉歴6年):

あ、雄花がある。どうですかね、私の見た感じでは、いつもの年より雄花の着き具合が多い感じがします。かなりフサフサと雄花が育っている感じが…。10年に一度というような量に果たしてなるのでしょうか…。

(指で雄花をはじきながら)まだフワッと花粉が飛ぶ感じはありません。もうちょっとかな。でもけっこう大きくなっている気がするので、飛び始めるまであと1~2週間という見立て…。私は別に専門家でもなんでもないですけど、毎年見ている肌感覚ではそう思います。

小林康秀キャスター(スギ花粉歴6年):
現地には近くの山肌に少し雪が残っていて、寒さもあってまだ飛びそうな感じではありませんでしたが、民間の気象会社の花粉飛散予想を確認してみましょう。

<民間気象会社 広島県の花粉予想(2023年)>
 日本気象協会
  ・西日本には去年より多いことを示す赤やオレンジが広がる
  ・広島は去年の1.5倍~2.0倍、平年の1.1~1.5倍
 ウエザーニュース
  ・西日本には去年より多い赤やオレンジが広がる。
  ・広島は去年の2.2倍、平年の1.4倍

中国新聞 木村雅俊さん(長年スギ花粉症に悩む):
最悪な予想ですよね。コロナ禍になる前からこの時期はマスクが手放せなかったですが、鼻には他人には見せられないようなティッシュを詰め込んでマスクしているくらい…。鼻水が止まりません。

青山高治アナウンサー(花粉症ナシ):
前の年に比べて2倍というのは共通してますね。

小林康秀キャスター(スギ花粉症歴6年):
中国・四国地方全体での花粉飛散の予想量を、過去10年の量と比べてみると、ことしは、過去10年で最も多かった年に匹敵する予想となっている。広島県だけであれば、この10年で最も多くなる可能性がある。