ウエイトリフティング王国・沖縄。全国トップレベルの選手を毎年輩出する強豪県ですが、その中でも世界を相手に戦う1人の選手がいます。
先月の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得するなど、ことし大活躍をみせた比嘉成選手。その強さの秘密を探ります。そのヒントは足元にありました。
世界ジュニア3位 独自のフォームを支えるのは「足袋」
「Japan Sei Higa …」

本部高校3年の比嘉成(ひが せい)。先月メキシコで開催されたウエイトリフティングの世界ジュニア選手権で躍動します。高校3年ながら20歳以下の世界大会に挑戦した比嘉はトータル196キロを挙げ、女子59キロ級で銅メダルを獲得。
セコンドの父・敏彦さん
「よし、良いよ、よし」

指導する父・敏彦さんとともに目指すは2028年ロスオリンピック。高校卒業後は県内の大学に進学し、沖縄から世界を目指すと決めた比嘉。沖縄に残る選択をしたのは父から受け継ぐ、ウエイトリフティングフォームに手応えを感じているからです。
世界ジュニア3位 比嘉成
(Qある意味今までのウエイトリフティングのフォームじゃない?)
「そうですね、独自のフォームとしてやっています」
実は、記録更新を続ける比嘉の動画がSNSで上がると、海外からと思われるこんなコメントが付くことがあります。

SNSのコメント
「In flat shoes,every time!(平らなシューズで毎回!)」
「What brand is that?(何のブランド?)」
「Tabi queen(足袋クイーン)」
海外のウエイトファンは、比嘉が履くシューズが「足袋」であることに強い驚きを示します。
世界ジュニア3位 比嘉成
(Qジャークも足袋で?)
「ジャークも足袋です」
(Qウエイトシューズは?)
「履いてないですね」
(Q最初から?)
「そうですね」