特徴的な比嘉のフォームとは

比嘉のフォームはスタートからお尻の位置の違います。それは試技の直前、もたれるように後ろに体重をかけるから。自身の体重の反作用で、バーベルの下に潜り込むように持ち上げます。
父・敏彦さん
「体全体を使う、自分の体重も利用しようという発想からこういったフォームになった」
自身のフォームと違い一般的なフォームは、頭上に持ち上げるまでに腕の筋力なども必要で、体の負担が大きいと感じています。
世界ジュニア3位 比嘉成
「普通のフォームだったら、こっちの腕の力で挙げないといけないので、きついです」
父・敏彦さん
「怠け者のフォームです、怠け者のフォームです(笑)」

自身の体重を最大限に生かし、その柔軟性によってかなり低い位置のバーベルにも体を潜り込ませることができる比嘉。幼いころから、徹底的な反復練習で、父と一緒にそのフォームを磨いてきました。
しかし中学時代の海外の試合では、足袋はシューズではないと審判から指摘を受け出場が危ぶまれたこともありました。