入学後に待ち受けていた試練 大会1か月前に発症したヘルニア
入学後、大きな試練が待ち受けていました。去年11月の大会の1か月ほど前に、奏太さんは腰椎のヘルニアを発症し、起き上がれなくなってしまったのです。
▼後蔵根奏太さん(ドラム)
「1か月弱くらい学校にも行けず、練習もできず…。最近、やっと復帰しました」
▼大野哲主さん(ボーカル兼ギター)
「奏太のけがとか色々重なって練習し始めたのが、大会2~3週間前ギリギリで。しかも、そのタイミングでオリジナル曲をやろうと思っていたので。なおさら慌ただしい感じになりました」
そんな中、見事優勝を勝ち取り全国大会に向けて練習を重ねながら、県内のイベントにも参加しています。
▼大野哲主さん(ボーカル兼ギター)
「全国大会は1度僕は経験しているんですけど、やっぱりレベルがすごく高かったです。改善点もまだまだあると思うので、追究して完成度の高い音楽をしていきたいなと思っています」
▼後蔵根奏太さん(ドラム)
「プロドラマーとして、音楽業界でやっていきたいのと。あとは…『Laundry』でメジャーデビューまでいきたいなと思っています」
▼記者
「2人にも伝えている?」
▼後蔵根奏太さん(ドラム)
「多分、今日初めて聞いたと思います」
▼記者
「今日初めて聞きました?」
▼大野哲主さん(ボーカル兼ギター)
「今聞きました。うれしいですね。そこまで考えてくれているとは」
▼記者
「なぜ今まで言わなかったの?」
▼後蔵根奏太さん(ドラム)
「ちょっと恥ずかしいなって。技術もすごく高くて、やっぱり作詞・作曲もできるので。バンドはオリジナル曲を作れてなんぼだと思っています。作れる2人がいるから自信はあります」
目の前の全国大会に向けて。そして、その先のメジャーデビューを目指して。
▼後蔵根奏太さん(ドラム)
「他のバンドにも負けないように全力で。楽しむことを第一にやっていけたらなと思います」
高い目標を掲げるLaundry。これから夢への階段を1歩ずつ上がっていきます。
【記者メモ】
奏太さんが幼いころからドラムを教えてきた父親の勝さんですが、今では奏太さんに教わりながら親子で技術を磨いているそうです。