彫刻の作業の中以外にも隠れている学び

そんな“学び”は工房の外にも。砂田家にはいたるとこに作品が。床柱には直接恵比寿様と大黒様が彫られています。
朝の散歩でもー
砂田清定さん「こっちから(朝日を)見たら、亜和ちゃんきれいだよ」
後藤亜和さん「ですね」
後藤亜和さん
「砂田さんも色んな所に連れて行って下さるんですけど。“ああなっているんだ”って。ちょっと街を見るだけでも勉強になると思うので」

培った技術を次の世代へ。その思いは地元の弟子に対しても、首里城再建が縁で関わった沖縄の若き職人に対しても同じです。
砂田清定さん
「彫刻だけでなしに、親方のところで飯を食べた事とか、田んぼの仕事をしたことは、ずっと思い出に残る。一緒に生活する中で、技術もあるしいろんなものが詰まる。そういうことを経験してほしい」
今月15日、専門家が富山入り。
砂田清定さん
「龍の顔をメインでやっていくが、この辺は一番難しいところなんですよね」
琉球大学名誉教授 西村貞雄さん
「そうそう」

修正点を徹底的して洗い出して。再来月には、木彫に挑みます。