法定利息を超える高金利で金を貸し付けたとして、出資法違反の罪に問われているヤミ金グループの指示役の男ら2人の初公判が4日、那覇地方裁判所で開かれ、2人は全面的に起訴事実を認めました。

この裁判は、2021年から23年の間、「匿名・流動型犯罪グループ」通称トクリュウとされる、ヤミ金グループの指示役名嘉義鷹被告37歳と、グループの一人である仲西智大被告30歳が、法定利息を超える高金利で金を貸し付けたとして、出資法違反の罪に問われているものです。

那覇地裁で開かれた初公判で、名嘉被告らは、起訴内容を全面的に認めました。

検察側は闇金グループには序列があり、ノルマ、ペナルティ、ボーナスがあったことや、債務者の個人情報を聞き、執拗に返済を迫る「鬼電(おにでん)」をしていたことを主張しました。

次回の裁判は、来年1月22日に開かれる予定です。