冬の時期に運がよければ見られる幻の霧

このほか、冬場によく晴れていてる場合、夜間に地表面の熱が放射され、急激に気温が下がる放射冷却がおこることで、盆地になっている南大東島では、強い放射冷却により霧が発生することがあるといいます。

南大東島地方気象台 国吉真昌台長
「風が弱いのと天気がいい。ある程度地表付近が湿っていないと、霧は出ませんので、乾燥しすぎても、なかなかいけない。なかなか条件がからみあわないと出ないというのはあります」

大東島特有の幻想的な光景を撮影したい!ということで、翌朝取材に向かったのは…

比嘉リポーター
「日の出まであと1時間となりました。島で一番、放射霧がよく見えるという展望台にやってきました。果たして、奇跡の光景を目にすることができるのでしょうか」

奇跡の光景の撮影は……失敗。残念ながら、霧は出ませんでした。めげずに2日目のチャレンジするも、結局霧を見ることはできませんでした。

沖縄本島とは異なる美しく、厳しい雄大な自然を感じられる光景を見ることが出来る南大東島を訪ねると、気象と深くかかわる人々の生活を垣間見ることができました。