大分市の耕作放棄地で育てたハーブや温泉地と知られる大分県竹田市長湯の炭酸泉を活用し、商品開発をすすめる女性たちの取り組みを取材しました。
大分市の公園通りでオリジナルのハーブティーを販売している伊藤香菜子さんは、長くフラワーデザインの仕事をしていましたが、コロナ禍で時間ができた3年前の秋ずっと興味があったというハーブの栽培を始めました。
(kaolunafarm・伊藤香菜子代表)「大分市の吉野の方にですね、畑を4000平方メートル借りて、ハーブを栽培してそれを加工してお茶を作っています」
ブランド認証を受けたハーブの加工品にリピーターが増加
吉野地区の耕作放棄地で農薬や肥料を使わずにローズマリーやレモングラスなどおよそ40種のハーブを栽培しています。

(伊藤香菜子代表)「本当に香りがすごく良くて、気分をリラックスしてくれたりとか、見た目もすごくかわいかったりするので、植物をずっと扱ってきてますけど、やっぱり一番好きなジャンルですね」

伊藤さんは乾燥したハーブを独自に調合して5種類のオリジナルハーブティーを開発しました。
(伊藤香菜子代表)「調合の組み合わせは相当あって、それをいかにブレンドするかっていうのは本当に考えたところでもあるんですけど」
1年半、試行錯誤して生み出した商品は特色ある加工品として大分市のブランド認証を受け、リピーターも増えていると言います。新商品の開発も進めている伊藤さんのハーブの多様な魅力を伝えたいという思いは尽きません。

(kaolunafarm・伊藤香菜子代表)「今開発中のハーブソルトとか、ハーブシロップとかもあってですねそういった商品を展開しながら、いずれは、シェアファームみたいな感じでみんなで栽培しながら、それを活用できるようなコミュニティスペースを作れたらいいなと思ってます」