全国的にも珍しい “授業” として実店舗を運営している大学生たちがいます。
長崎県佐世保市の長崎県立大学では『起業家教育』の一環として、地域企業とタイアップして『商品開発』から『経営計画』まで自分たちで考え、実践するゼミがあります。

目指すは 黒字決算!

授業で学んだことを実践で活かし、実践で得た経験を授業に反映します。
カフェによって地域に賑わいを創出し、卒業後も“起業家”として 地元に残ることも期待されています。

大学生が平戸市で運営するカフェ「 WeCH(ウェッチ)」です。

男子学生:「ポテト、アジフライ、バタクレ、シュガー、飲むコーヒーゼリーです」

注文を受け慌ただしくなる店内。
飲食店で働いているのは全員大学生ですが “アルバイト” ではありません。

学生全員:「ここは私たちが企画・運営しているカフェ"WeCH"です」

アメリカ西海岸のカフェをイメージした『WeCH』は長崎県平戸市にあります。
平日は大学の授業があるため、営業は土日・祝日だけです。

アジフライに平戸牛──地元食材にも こだわったメニュー開発

メニューは学生達が一から考えました。
クレープや軽食など、全てテイクアウトできる商品です。
オリジナリティを出すため、地元の食材にもこだわっています。

長岡 駿平さん(3年):
「平戸にある店なので、平戸産のものを使いたいなと思って。
自分たちで調べて、今は期間的に"平戸夏香"というのを使っていて」

一番人気はホットサンド。
貝殻の形をした特製のパンに”平戸産アジフライ” か ”平戸牛入りのメンチカツ”を挟んだ逸品です。
WeCHの焼き印で仕上げます。