「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれる全日本吹奏楽コンクールで長崎市の活水中高吹奏楽部が創部初の金賞に輝きました。この大会の高校の部で長崎県勢が金賞を受賞するのは初めてです。

19日に全日本吹奏楽コンクールに九州代表として出場した長崎市の活水中高吹奏楽部。

2015年の創部以降、マーチングの全国大会では金賞を受賞していましたが、全日本吹奏楽コンクールではこれまで銀賞が最高成績でした。

そのため、今回の金賞は部員全員で飛び上がって喜んだといいます。

活水中高吹奏楽部・大坪優部長「夢の舞台で全国金賞という、賞をとれて本当に嬉しさでいっぱい」

活水中高吹奏楽部・堤小蘭音楽リーダー「これまで積み重ねてきてくれた先輩方のお陰でもあると思っているので、先輩方にも感謝の気持ちでいっぱいです」

今年は、ほぼ毎週末イベントで演奏するなどコンクール練習との両立が難しい中、部員たちは本番ごとに成長したといいます。

活水中高吹奏楽部顧問・杉町たまみ教諭「子どもたちは絶対に絶対に全国金賞ということをずっと言い続けていました。頑張ったから報われるという世の中ばっかりじゃない。でも今回はそれが実行できたすごい快挙なんだということを子どもたちに。だから、本当に喜んでいいといいました」
大会では技術と音楽性の高さを評価された活水。高校の部に出場した全国1261団体のうち10団体のみが受賞した全国金賞の栄冠は長崎県勢初の快挙でした。

活水中高吹奏楽部・大坪優部長「次は全日本マーチングコンテストという最後の大会があるので、それに向けて、吹奏楽コンクールもマーチングも全国大会で金賞・W金賞という目標を掲げてみんなで頑張りたいと思います」