初めての新嘗祭

そして先週23日…。福原さんが禰宜に任命されてから初めてとなる新嘗祭の日を迎えました。

「まだのりが付いているから、すごく硬いんですよ。だから…(馴染まない)」


おろしたての衣装の着付けを祖父・隆道さんも手伝ってくれました。そんな硬~い衣装とは対称的に…

「かしこみ、かしこみ…」


祓い言葉に……、


参拝者らの心身を祓い清めるなど禰宜としての役目を初めてとは思えないほどに堂々と果たしました。

(参拝者)「前途揚々という気がする。立派だなという風に思った」

(白髭神社 山川隆道 宮司)「ふだん小さいときから神社にたずさわって、ある程度の所作をしてきているので、まぁまぁ…そんなものかなぁと思います」

(記者)「なかなか宮司は厳しめの採点だったかもしれませんが?」
(福原陸斗さん)「まぁ日々学び。いろんなところから関係ない大学も、大学の授業とか日々の暮らしの中から学ばないと…」

神職としての務めを果たすとともに地元の伝統を守るため…

福原さんの新たな人生がスタートしました。

(今月から禰宜に任命 福原陸斗さん(21))「神社にある祭ごとというのは、これからどんどん失われつつあるものになっていくかと思うので、それをどう守っていくかがこれからの使命だと思うし、自分に与えられている課題なのかなと思う」


来月9日には、福原さんが指導にあたっている子どもたちも含めた地元の有田火祈祷神楽が披露される予定です。

70年ぶりに復活する舞いも予定されているそうで、新しい禰宜のこれからの活躍に期待したいですね!