宮崎大学の学生の福原陸斗さん21歳は神楽の伝承など通常の学生とは異なる生活を送っています。と言うのも、彼には、もう一つの顔があるからなんです。その正体とは…?
「こっちからこう来たときに、始めこうしようね?」

子どもたちに神楽の舞い方を熱心に教えているのは宮崎大学4年生の福原陸斗さんです。

ただ、地元の神楽を守るため奮闘する若者…というわけではない
(子ども)「足をみんなで合わせるところが難しい。優しく教えてくれる」
福原さんが教えているのは宮崎市有田地区に300年以上前から伝わる有田火祈祷神楽。

地元の神楽保存会はメンバー4人全員が70代と高齢化が進んでいて、後継者不足が大きな課題です。
(保存会のおじいちゃん)「宝物ができたということで将来有望。安心している私たちも」
幼いころから神楽を見て育ってきた福原さん。
2歳から3歳の頃には、すでに神楽を舞い始めていました。

神楽の舞い方、笛の吹き方、太鼓の叩き方。すべて教えられるのは福原さんただ一人です。

(福原陸斗さん)「伝統文化は1年途絶えると相当な打撃なので、どうこれから残していくかが、どこの神社も同じだろうが課題」
そんな福原さんですが、ただ、地元の神楽を守るため奮闘する若者…というわけではないんです!彼のもう一つの顔とは?