神社の神職に

神社の神職の一つ「禰宜(ねぎ)」。


それこそが大学生の彼のもう一つの顔なんです。

福原さんは今年の夏、宮崎神宮で1か月間、祝詞の上げ方や作法、歴史を学ぶ研修を続け、試験に合格して神職の資格を取得しました。


そして今月1日に宮司を支える「禰宜」に任命されたのです。福原さんが禰宜に任命された神社が宮崎市にある白髭神社。

1191年に建立された白髭神社は、猿田彦尊や菅原道真公などの神様をまつっていて福原さんの祖父・山川隆道さんが宮司をつとめています。しかし、福原さんはすぐに実家の神社を継ぐわけではないんです。


宮崎大学では教育学部で中学・高校の国語の教員を目指して勉強中で、現在、卒業論文に取り組んでいます。

(宮崎大学教育学部 深見奨平講師)「自分の軸を持って教育にかかわる人になってもらいたいなと思っている」


(友人)「(授業が)行き詰っているときはありがたい存在かと思う」

福原さんも神職から少し離れたキャンパス内では21歳の若者らしい表情が…。


(友人)「2週目生きている…みたいな。あははは!人生2週目」
(福原陸斗さん)「変人って…今のカットですね!ははは!」

気の置けない仲間たちと過ごすこの時間も福原さんにとって大切な時間です。