着なくなった白色の衣類を回収し紙にリサイクル
高鍋町では、去年3月、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を行っていて、その取り組みのひとつとして目を付けたのが繊維ごみの有効活用です。
(高鍋町役場町民生活課 酒匂 剛さん)
「家庭から排出される繊維ゴミは基本的にはリサイクル率がとても低くて、少しでも繊維ゴミを紙に変えることで、リサイクル率が向上すればと思っております」


繊維ごみのリサイクルに取り組もうと、高鍋町は今年5月、衣類などを紙に再生する活動に取り組む東京の団体「サーキュラー コットン ファクトリー」と協定を締結しました。
協定では、着なくなった白色の衣類を役場で回収し、「サーキュラー コットン ファクトリー」が紙にリサイクルするというものです。


(サーキュラー コットン ファクトリー 渡邊智恵子代表理事)
「今回の高鍋町との連携というのは自治体がまず手を挙げて一緒にCO2の削減をやっていこうじゃないかっていう一つのサンプルケースになると思います。これが全国に広がっていくことを期待しながら今回の協定を結ばせていただいている」


(高鍋町 黒木敏之町長)
「これ(協定)をやることで町民のみなさんのリサイクル意識、あるいは環境を大事にしよう、あるいは、今まで捨ててたものをもう一度見直していこう、再生しよう、そのような意識ができてくるんじゃないかなと思っています」
