「17%」。この数字、あるものののリサイクル率なのですが、これは衣類のリサイクル率なんです。

衣類はもっとリサイクルされていると思っていましたが、けっこう低い数字です。衣類などの繊維ごみの有効活用が求められる中、宮崎県高鍋町では使われなくなった衣類を紙にリサイクルする活動に力を入れています。

秋の夜を幻想的に彩った紙灯籠

先月28日、高鍋町で開かれた高鍋城灯籠まつり。
竹灯籠や紙灯籠などおよそ8000個が並び、秋の夜を幻想的に彩りました。

このうち、およそ120個の紙灯籠と石段に並ぶ大灯籠には、使われなくなった衣類をリサイクルした紙が使われました。

(記者)
「Q.この灯籠の紙、実は衣類から作られているが?」
(訪れた人)
「いや全然わからなかったです。すごいびっくりしました。ゴミにならずにこうやって再利用してきれいになっているのが、すごくいいことだと思います」
「すごいですね、再利用でこんなきれいなものが作れるって」

また、紙灯籠のデザインなどは地元の高校生やガールスカウトの会員が手がけました。

(絵を描いた高鍋高校の生徒)
「こういう再利用という形で自分たちが関われたことすごく嬉しく思います」

(高鍋町役場地域政策課 布留川拓也さん)
「高鍋のビッグイベントである灯籠まつり、ここで使うことで町内外の発信、みなさんに広く知っていただきたいなというところです」