若い世代を中心に美容目的で広がっているという薬「マンジャロ」。
本来、糖尿病の治療に使う薬なのですが、今、若い世代を中心に「やせる薬」として広まっています。
その市場規模は大きく拡大していて、「マンジャロ」を販売している田辺三菱製薬によりますと、今年3月期の売上高は前期比の5倍を超える、407億円に上っています。

しかし、本来の目的と違う安易なダイエット目的の使用は、重大な健康被害につながるおそれがあります。
実際に「マンジャロ」を使った人たちを取材しました。
2型糖尿病の治療薬
(10代)「ダイエットの注射。流れてくる。広告で」
(20代)「SNS、ティックトックとかで見た」
(20代)「若者の中では、知っている人は多いと思う」
(20代)「夜職をしている友達とかがやっている。」
若い世代を中心に知られている「マンジャロ」。

SNSで検索してみると、「マンジャロ」に関する投稿は1万5000件以上みられ、「体重が減った」などダイエットに関するものが多く目立つ。
一方、街ではこんな話も…
(20代)「副作用が結構強いって聞きます」
(20代)「気になりはするがちょっと怖い」
(20代)「10キロぐらい痩せたという子もいたりとか。もともと痩せている子も結構しているが、結構病気にかかったりしている」

「マンジャロ」は2型糖尿病の治療薬として、2022年に厚生労働省に認可された薬で週に1回、皮下注射で投与する。
インスリンの分泌を促し、血糖値を下げるのが第一の目的だが…














