村の特産品販売所に秋の味覚が届き始める
そんな村の特産品が揃う「もろっこはうす」。
台風の影響で、品数が減り、来客数も例年より3割ほど減少しましたが、ここ最近、秋の味覚が届き始めました。



(Q.今の時期おすすめなのは?)
(もろっこはうす 浮田宗一郎さん)
「一番は生のシイタケなんですけど、今菌床のシイタケ、これは原木、原木のナマシイタケもあります。今ですと、生の落花生とか季節のものが出てくるようになっている」

季節の農産物はもちろん、「もろっこはうす」には地元の加工品も。
調味料やシイタケを使ったカレーなど諸塚の食の魅力をアピールする商品が、数多く集まっています。
(もろっこはうす 浮田宗一郎さん)
「今回の台風に負けずにどんどんおいしいものを作って、皆さんにお届けできればと皆さん思っていますので、よろしくお願いします」


停電と断水 3週間ぶりに作ったヨモギ団子
ただ、中には、台風の影響で、販売できない商品もあります。
黒岳会のヨモギ団子もその一つ。
七ツ山にある工場は、台風の後、停電と断水が続き、製造できない状態が続いていました。

(黒岳会 大倉優子さん)
「水が断水していたので、水が心配だったので、きょうは午前中清掃をして、午後から自分たちで作ってみて、これで出来れば再開に向けてできるかな」

台風から3週間余りが経った今月14日。
断水も解消し、営業再開に向けて、ようやく工場を稼働させました。


(黒岳会 大倉優子さん)
「(お客の)何人かまだ作っていないと?という連絡もあって。また再開したら連絡します、と言っています」
従業員の一人、山本昌代さん。台風による倒木などで自宅が半壊し、今だに復旧作業が続いていると言います。
(山本昌代さん)
「黒岳団子を作って、前向きに頑張っていきたいと思います」


営業再開に向け、3週間ぶりに作ったヨモギ団子。停電などの影響もあり、以前と同じ味に仕上がるか心配でしたが・・・

(山本昌代さん)
「ほっとしました。よかったなぁと思って。(涙ぐむ)頑張っていきたいと思います」
(大倉優子さん)
「お客さんに食べてもらって、買ってもらえれば、私たちも作り甲斐があるので、頑張りたいと思います」


村のおいしいものをたくさんの人に届けたい。日常を取り戻すために生産者たちの奮闘が続いています。

(スタジオ)
黒岳会のヨモギ団子は、20日から販売を再開するそうです。
また、「もろっこはうす」のホームページでも、諸塚の様々な商品を購入できますので、チェックしてみてください。
※MRTテレビ「Check!」10月18日(火)放送分から