秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が始まり、先ほど中心的な儀式の「加冠の儀」が行われました。父・秋篠宮さま以来、40年ぶりの行事です。

午前10時ごろ、悠仁さまは、未成年用の浅黄色装束「闕腋袍(けってきのほう)」と、かぶりもの「空頂黒さく」を着用し、宮殿・春秋の間に入られました。両陛下や秋篠宮ご夫妻、皇族方が参列されたほか、三権の長や親族も参列しました。

悠仁さまは特別な席「加冠の座」に着き、緊張した面持ちで冠を着用されました。また、静寂の中、加冠役があごの下に余ったひもを和ばさみで切る音が鋭く鳴り響きました。

式の最後、悠仁さまは両陛下と秋篠宮ご夫妻に礼を述べられました。

成年式の象徴ともいえる冠は、今回の儀式に向けておよそ257万円で新調されました。

悠仁さまはこのあと、成年用の黒い装束「縫腋袍(ほうえきのほう)」に着替え、特別な馬車に乗って宮中三殿に向かわれます。