75℃ 1分以上の加熱が大切

食中毒の原因は、「細菌」や「ウイルス」のほか、フグやキノコ、ジャガイモの芽といった食べ物に含まれる「自然毒」、それに、魚や肉にすみついている「寄生虫」によるものなどさまざまです。

食中毒は年間を通して起こりますが、その原因によって発生しやすい時期は異なります。

(宮崎県衛生管理課 清水恵理香 主査)
「細菌性の食中毒は温度が暖かいと発生しやすいです。冬場に感染が多いノロウイルスは、感染が多い時期に食中毒も比例して多くなる傾向があります」

去年、県内では食中毒が34件発生、原因別で最も多かったのはアニサキスでした。
一方、患者数では、7割以上がノロウイルスとなっています。

家庭で食中毒を防ぐためには、食材をしっかり加熱すること、食べ物を長時間放置しないこと、また、調理器具を使い分けて清潔に保つことなどがポイントです。

(宮崎県衛生管理課 清水恵理香 主査)
「75℃、1分以上で加熱していただくということが大切。また、10度から60度は危険温度帯と言われて、細菌が増殖しやすい温度帯になるので、その温度帯での長時間の放置は極力控えていただきたい」