手話を取り入れた演劇やダンスなどで表現力を競う大会「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が、14日、鳥取県で開かれます。
大会の演劇の部門には、宮崎県内の高校生タッグが優勝を目指して出場します。
手話の魅力を伝えたいと大会に臨む2人を取材しました。
阿萬暖々果さんと西田桜和さん

手話を使った演劇の練習に励むのは、五ヶ瀬中等教育学校5年の阿萬暖々果さんと、宮崎日大高校2年の西田桜和さんです。
西都市の手話サークルに所属する2人は、事前の審査を勝ち抜き、「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」への出場を決めました。

(阿萬暖ヶ果さん)
「(なかなか練習できず)けっこう焦りもあるが、やるしかないと思っているので、当日は本当に楽しんでいきたい」

手話って何なのかを勉強していくうちに、もっと知りたいと思って
(当時6歳・阿萬暖々果さん)
「大きくなったら幼稚園の先生になりたいです」

阿萬さんは、兄の和春さんが難聴のため幼いころから手話を身につけました。
6歳のときには手話検定5級に合格。
そして、中学1年生で最難関の1級に合格しました。

(阿萬暖々果さん)
「手話って何なのかを勉強していくうちに、もっと手話について知りたいと思って、手話を今も続けている」

一方、西田さんは、小学生の時に阿萬さんと同級生になったことがきっかけで手話の世界に引き込まれました。

(西田桜和さん)
「友達だった彼女(阿萬さん)が手話をやっていて、一緒に手話うたのステージに立ったりしたのがきっかけ。(阿萬さんの手話は)早いけど、丁寧で大きくて見やすい手話だと思う。あと、顔(の表情)が上手」
